私たちは医学・生理学的観点から、小さな症状がなぜ表れているのか原因を患者さんと共に論理的に導き出しています。
症例:
20代の女性が”めまい”を訴えてやってきました。彼女は耳鼻科を事前に受診していましたが、検査上の問題はなく、幾度か投薬を受けていましたが、改善していませんでした。最終的に彼女は精神科を受診して、安定剤などの投薬を受けていました。当院に来た時には”めまい”の他に”睡眠障害”を呈していて、精神的にもやつれていました。
問診の結果から、彼女はホルモン障害、甲状腺のトラブルがあることを指摘しました。複雑になっていましたが、15回の施術と甲状腺の問題を改善させるために食事や生活習慣のアドバイスをした結果、”めまい”や”睡眠障害”が全くでないほどに回復することができました。
私たちは常に論理的に症状の原因を考えます。「ストレスでしょう」といった曖昧な言葉ですべてを片付けたりしません。
例え”ストレスが原因”だったとしても、ストレスが蝕んでいる身体の場所まで考えます。大脳皮質なのか、視床・視床下部なのか、脳幹なのか、副腎やホルモン系なのか。問診で得られた症状の原因となる問題をつきとめます。
医学・生理学知識に基づいて考えることで、カイロ施術の危険回避にもなります。私たちの施術が及ぶ範囲や効果も知識に基づいて考えています。それが安全な施術につながります。
「根拠のない施術」こそ危険なものであり、私たち施術者、そして患者さんにとっても健康に寄与するものではないでしょう。
症例:
10代後半の男性が当院を訪れた際。お腹の調子が悪くて、気分も非常に憂鬱。と訴えてきました。彼は既に精神科で投薬を受けていたのですが、一向に回復の兆しがありませんでした。問診から彼の症状には”リーキーガット”や”SIBO”といった問題が関わっているように思いました。カイロプラクティックの検査に基づき、彼にどれほどの影響を与えることができるか、また将来像について検討しました。彼には1週間に1回のペースでカイロ施術を受けてもらったところ、おなかの調子は改善傾向で、気分も少し上向きになってきた。と言っていました。
施術ではリーキガットやSIBOなどの問題に対処するためのアドバイスとネガティブな脳の働きを改善するため、自律神経のバランスを調整するための施術を行っていました。適切な生活習慣と食事のポイントを踏まえる。そして適切な施術によって徐々に効果を表した好例でした。
私たち医療従事者はこの仕事をすると決めた時から常に勉強しなくてはいけません。
医療の考え方も常に進歩し、常に論文が出され、新しい仮説と新しい技法。様々な試行錯誤が世界中で行われています。若槻カイロでは常に勉強し続けることを忘れずに行っています。そして、業界内で発表し、よりよいカイロプラクティックをめざし、より適切に患者さんをケアすることめざし、難しい問題に対処できるよう精進しています。
症例:
病院で椎間板ヘルニアの診断をうけ、足の痛みから歩行困難な女性がきました。彼女は「手術をするまえにできることはないか。」と当院を尋ねました。とても痛みが強く、真っ直ぐに背中を伸ばすことができなかった彼女は、施術そのものにもとても心配がありました。
痛みを様々な角度から検査をして、椎間板ヘルニアの状態を慎重に把握したあと、20回の施術を行えば回復する見込みがあることを伝えました。
彼女は心配ながらも施術を受け続けると、5回目で歩き方が改善し、痛みが20%軽減しました。10回の施術で痛みは50%軽減し、運転も自分でできるようになりました。15回の施術で彼女は痛みのない身体を取り戻し、足の問題も解消していました。20回の施術を終えた時。彼女は全く元の状態に戻り、生活も痛みが出る前のものに戻ることができました。
適切な施術を行うことで、段階をおって回復していくことのできる典型的な症例でした。
多くの痛み・しびれあるいは鬱(うつ)や憂鬱な気分、コントロールできない感情といった問題は脳や神経に影響があります。若槻カイロプラクティックでは筋肉や骨・関節だけではなく、脳の働きは正常なのか?神経の働きは正常なのか?といった脳神経の働きを専門的に勉強し活用しています。
脳の働きは私たちが気が付かないところで阻害して、様々な症状として表れています。しかし、なかなかそれらの働きに着目して治療や施術を行ってくれるところはありません。自分の症状の由来が脳から来ているならば、なかなか改善してきません。カイロプラクティックは脳の働きに影響を与えてくれる施術でもあります。私たちは適切に脳の働きを検査して、チェックして対処していきます。
症例:
男子学生が食事中~食後の嘔吐を訴えて来院しました。彼はどこの病院にいって良いのかわからずにいて、当院を訪れました。話を聞くと、毎回の食事の時に嘔吐が出てくる。と言います。病院では「精神的な何かでは?」として、本人は受け入れられるものではありませんでした。当院では彼の問題は食物が口の中から入りどこかを通過する際に嘔吐中枢を刺激しているのだろうと想像して様々な脳の働きを検査し、改善できるように施術を施したところ、10回前後の施術で嘔吐することがなくなりました。適切な脳の働きは、ちょっとしたキッカケで不具合を起こし、生活に支障をきたしてしまいます。私たちは適切な脳の働きをチェックして、改善できる場合には施術を勧めています。