症例報告:脊柱管狭窄症と言われた足のしびれと不快感

腰と足が辛い。

 

 

そう訴えてやってきた男性がいました。

年齢も60歳を超えていて、中腰や重いものを運ぶこともしばしばある仕事であった。

 

話を聞くと・・・

 

 

「雨が降る前になると腰がずーんと重い感じがする」

 

 

と言っていた。また続けてこう言っていた。

 

 

「朝は足が引きつるような感覚がする」

 

 

病院へ行くと、MRIとレントゲンを撮影した後、脊柱管狭窄症だと言われたそうだ。

 

しかし、状態は軽度であり、様子をみていこう。と言われて、どうしていいのかわからなかったところ・・・

 

当院を勧められてやってきた。

-------------

 

詳しく話を聞き、当院では様々な検査を踏まえ、慎重にカイロプラクティックが効果を示すかどうか検討した。

 

 

通常で考えれば、脊柱管狭窄症と診断された方の症状を改善させることは難しい。また、相対性禁忌とされる問題に当てはまり、カイロプラクティックの施術もかなり限られてくる問題にあたる。

 

もしも、効果を示さない場合には私たちのみならず症状を訴えてきた患者さんにとっても不利益となり、施術をしたことを後悔してしまうかもしれない。

 

適切な評価ができるように様々な見方を踏まえて、今回の問題に取り組むことにした。

 

 

結論としては、いくつかの症状については改善の見込みがあり、いくつかの症状は変化がないかもしれない。という旨の説明を行い、複数回施術を行うこととした。

 

 

ところが、3回目の施術を終えた後、この患者さんの症状は大きく軽快し、雨の前の腰が重くなるような不快感は消失。足のひきつるような感覚も軽快しつつある状態だと言われた。

 

腰の不快感は消失するであろう見通しを持っていたのだが、思ったよりも早い段階で改善することになった。

 

しかし、まだまだ予断は許さず、慎重に施術を進めなくてはならないが、思いの外症状の改善がみられた一例であった。

 

 

時々、脊柱管狭窄症と言われた方々で想像以上に改善することがある。しかし、その根底には改善する見込みがあるのが前提になる。

 

 

今回のケースでは、様々な検査を踏まえて改善する見込みがあり、予想通りに改善している症状と予想に反して他の部位まで改善した好例であった。