症例報告:長年続く頭痛

頭痛を訴えて来院する女性はとても多いです。


しかし、頭痛と言っても様々な症状の形があり、多岐にわたって問題を有しています。


今回は左右のこめかみのあたり、側頭部の痛みを訴えて来院しました。圧迫するような痛みで、自分でマッサージしていないととてもつらいという彼女は30代の女性。


仕事が忙しくなってくると症状が発現するようですが、理由もわからず、頭痛薬を飲んでしのぐばかり。症状がとれるのならどうにかしてほしいとやってきました。

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彼女の頭痛はこめかみのあたりでしたが、明確な場所を指し示すことは難しいようでした。

ピンで刺したような痛みでもなく、局所的な痛みでもありません。


ぼんやりとした領域で、左右のこめかみのあたり、側頭部の頭痛があると言っていました。


症状が出てくる頻度はまちまちでしたが、週に4回程度感じていました。とても頻度が高いです。

頭痛が出てきた時にする対処法は頭痛薬を飲むこと以外になく、あとは休んでいるほかないという状況でした。



また、不定期に精神的に不安定になると感じているということも特徴的であり、子宮や卵巣などの生殖器の手術を行った経験があることも注意点でした。


月経の伴った頭痛を訴える10代~20代の患者は数多くいますが、この方の場合には少し違う様子でした。


仕事も不規則で、睡眠時間もバラバラ。それらの事も大いに問題があるのではないかと疑っていました。



しかしながら、最終的には食事に問題がありました。

彼女には食事指導と施術を2回行った後から2か月間、頭痛を訴えることはありませんでした。



彼女の食事は以下のような感じでした。


朝食:パン、コーヒー、ヨーグルト

昼:お弁当

夜:スープ、その他肉類を少し



これと似たような食事をしている人たちは数多く当院にやってきます。

そして、彼女の問題は炭水化物の過剰摂取にあると指摘しました。


もちろん、ホルモン系の問題も視野に入れましたが、最初に取り組むべきは食事の変更であろうことを伝えました。


彼女は積極的に食事を変更してくれました。朝食にタンパク質を加えること、炭水化物、糖質の摂取を控えること、野菜類を増やすこと。その他いくつかの決まった食べ物を食べることは勧めました。



施術においても、彼女の脳神経の状態を評価したところ、左側の神経系の働きに問題があり、様々な脳への負担を強いたところ頭痛が表れてきました。当院では、脳神経系の働きの左右のバランスをとって、様子をみていました。



2回の施術の後から2か月の間は全く頭痛が表れませんでした。

現在は症状を確認しながら、問題を感じる時に来院していただく形になっています。



頭痛でお困りの場合には、一度ご相談ください。

どんな問題が潜んでいるかは人それぞれですが、お話と検査を重ねて頭痛の原因に言及します。



若槻カイロプラクティック

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