症例報告:あごの痛みと物が噛めない

アゴの痛みや開かないなどの症状を訴える患者さんは数多くいます。

 

カイロプラクティックを含め手技療法と言われる分野でも数多く顎に対して施術した好例を多くみかけます。カイロプラクティックも”いくつかの”顎の症状を改善させるのに効果的です。

 

 

顎の痛みや開かない、歪み、かみ合わせの悪さなどなどの問題は顎だけではなく背骨を側彎させたり、腰痛や頸部痛を発生させたりと、非常に多岐にわたって全身に影響を与えます。

 

 

今回の患者さんは以前から定期的に来られている患者さんでしたが、あごの痛みが3日間続いており、開けることが困難であり、食事もろくにとれない状態になっていました。

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顎には多数の筋肉が付着しています。

そして、顎は年齢とともに徐々に退行性変化をしていきやすい場所でもあります。

 

 

筋肉の働きと顎の退行性変化には関連性があります。

 

 

顎の開閉の時に音がしたり、カクカクしたり、あごに傾きがある人たちでは退行性変化も起こりやすいものです。今回の患者さんでも顎に傾きがありました。

 

顎は指1本分程度しか開くことはできず、顎の周囲の筋肉を触ると強い痛みがあり敏感になっている様子がみうけられました。

 

 

顎への施術は非常に繊細ですので、骨格の矯正などはほとんどしません。

このケースの場合でも、筋肉の問題を探し、何が関わっているのか全身的に評価していきました。

 

 

20分程度の施術で、指は2本から3本程度入る位口は開くようになりました。

 

 

2日後。顎の状態はほぼ9割がた元に戻り、痛みもなく日常生活に戻ることができました。

その後、あごに違和感はあるものの、かなりの改善が表れた好例でした。

 

 

全ての顎の症状を改善させたり効果を表したりすることは難しいですが、短期間に出来上がった症状ほどよい結果を導きやすいものです。

 

 

顎にトラブルを抱えている場合には、力になれる場合があります。

いつでもご相談ください。

 

 

若槻カイロプラクティック

Tel. 0852-20-2040