症例報告:2日前から始まった動けないほどのぎっくり腰

ぎっくり腰でカイロプラクティックを利用する方は非常に多いです。

様々な方がそれぞれ色々な症状を持っていますが、訴える症状のほとんどは首や肩の問題か、腰痛でしょう。

 

ぎっくり腰とは一般的な言葉ですが、ここでは急に始まった動くことができないほどの痛みを経験したケースについて一例を紹介します。

 

 

ぎっくり腰になり、1日様子をみたものの、痛みが一向に減らないか、少ししか減らず、1日もしくは数日経過しても依然として仕事ができないほどの痛みを経験する人は少なくありません。あるいは、マッサージを受けたものの、改善せず、再び仕事をすることが困難であり、来院する場合も多々あります。

 

ぎっくり腰の原因は様々ですが、痛みを起こしている部位はいくつかに絞ることができます。

 

まずは、今回紹介したいケースを参考みてみましょう。

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2日前に朝起きたら、腰に違和感を感じていましたが、時間の経過とともに夕方頃から痛みが強く動くたびに激痛が走るため、行動することが困難になっていました。

 

イスから立ち上がったり、仰向けに寝たりすることは非常に強い痛みを感じ、歩き出しも腰を曲げていないと進むことができずにいました。しかし、幸いにもこのケースでは足に痛みやしびれを感じてはいませんでした。もし、足に痛みやしびれを感じていたなら、施術の回数は大きく変動します。

 

検査をすると、足を動かしたり持ち上げたりすることでひどい痛みを感じ、足を動かされることに恐怖心を感じている様子でした。

 

 

バランス、筋肉の収縮の強さ、様々な関節の可動角度、神経系の働きなどを考慮して、現在の痛みの原因は腰の深部にある筋が痙攣を起こしているような状況にありました。

 

この筋が痙攣を起こしている場合、腰を長くマッサージしたり、軟らかくするとかえってぎっくり腰の痛みは強くなることがあります。そして、この人の場合には、腎臓の働きにも若干の問題があるのではないかと疑い、生活習慣の問題を指摘しました。

 

 

結果的に、1回の施術を受けた後、帰りの歩き鰤は7割程度回復して、ほとんど元の歩き方に戻っている様子でした。一方で、このケースにおいては将来的な腰痛の発生を防ぐために生活習慣の改善が必要であることも強く感じるものでした。

 

 

ぎっくり腰にはいろいろな原因がありますが、姿勢が悪かったり、デスクワークが長いなど座っていることが多いために痛みを生じるケースは比較的少ないものです。ヘルニアなどの診断を受けている人たちにとってはぎっくり腰は出やすくなる可能性がありますが、一概には言えません。

 

ほとんどのぎっくり腰に共通して、生活習慣、特に睡眠の問題を抱えているケースが多々あります。もし、ぎっくり腰を定期的に感じている場合には(癖になっている場合)、より注意して生活習慣の問題を改善させる必要があるでしょう。

 

 

若槻カイロプラクティックでは、多角的に評価して、現在の痛みの原因を追究するとともに将来にわたって予防する方法や現在抱えている問題についても提案します。