ケアンズで学んできたこと Day3

3日目の朝6時半。

 

ピピピッと目覚まし時計が鳴る。

連日の疲れが響いているのは明らかだったけれど、何とか朝起きる。3日目、あっという間に最終日となった。

 

昨日と同じように朝食を食べにホテルの1階に下りると、朝1番で講師をされる先生(オーストラリアの先生)が朝食を摂っていたので、挨拶。Dr.Frank Marcellinoは素晴らしいドクターとして知られているし。挨拶するととてもフランクに話をしてくれた。素晴らしいドクターだ。

 

 

そして朝食。約40分くらいかけてゆっくりとのんびり、そして大量に食べる。

僕の食べる量を見てT村先生は少し驚いていた様子だった。「けっこう食べるんだね」と。

 

 

前のブログの中で書かなかったけれど、実はセミナーの間で休憩時間とともにTea timeがある。朝1回と午後1回、それぞれハーブティ、コーヒー、紅茶と選べて、さらに食べ物が用意される。リンゴやマンダリン、洋ナシ、オレンジとともにスコーンのようなものが容易されるけれど、小麦粉製品はあまり食べたくないよね。それは勉強している人たち皆が知っているところだと思う。

 

なので当然フルーツはすぐになくなるのだけれど、僕が取りに行くとカビが生えたフルーツだったりするのでいつも残念・・・。洋ナシはラフランスのような香りだけれど、めちゃくちゃ硬い。日本では間違いなく売られていない状態だし、まだまだ食べごろは先じゃないの!?っていうもの。香りだけ楽しめるリンゴだ(笑)

 

と。そんなことがあるので、昼食を食べずに一日を通して過ごせたりするんだけど、野菜やフルーツは摂取する機会が少ないから食べれるときに食べまくっている。

そんなこんなで8時半までに会場に到着。

3日目は午後1時までしかないので、最終日。集中して講義を聞こうと意気込んでいた。

 

3日目には以前に何度か会ったこともあるし、偉大なドクターとして日本のアプライドキネシオロジストは尊敬するDr.Victor Portelliの講義もあるし、興味深い一日だ。

 

3日目の講義もとても充実したものばかりだった。

内臓のバイオメカニクス(生体力学)を中心として、デルマトーム(皮膚節)に影響を与えるものであったり、歯並びや歯の問題が全身への影響を与えるものであったり。その他にもとても多くの事を学んだ。

 

この3日間。講義をされた先生方というのは、業界の中では著名人ばかりで、もはや次元の異なったカイロプラクターであることは間違いない。何が異なっているかというと

 

とにかく勉強熱心、研究熱心

 

知識の量が尋常ではない。いくつになっても勉強し続ける姿勢を感じるし、50歳代の先生方も多い。

受講者も僕のように若い世代から年配の世代まで居るけれど、皆熱心だ。そして、僕もそのように生きていかなくてはいけないと学ばされる。

 

臨床の技術も素晴らしい

 

それでも改善しない症例というのはあるけれど、細部にわたって患者を考察していくことは結果を出すためには必要不可欠な要素だ。知識が少ないとどうしても短絡的な発想で施術をしてしまうが、様々な知識を蓄積して、蓄積し続けて、それらが活かされて素晴らしい効果の施術ができるのだと。

 

午前中の講義はあっという間に終わった。

Dr.Victorがセミナーの最後だったけれど、まだまだ話したりない様子だった。施術の効果はデモンストレーションでもすごいものだった。もっと話を聞きたかったけれど、頭がいっぱい、おなかもいっぱい。その後この世界大会は閉幕した。

 

閉幕後はそこで知り合った人たちにあいさつ回り。

Facebookで今後ともつながっていきましょう。という人たちもいるし、Facebookによって海外との距離もとても縮まった。あとは、有名な先生方にメールを送らせてもらうということになっているけれど、なんていうメッセージを送ろうかなと思案中。でも、よいつながりをたくさん持てて、勉強についてもよい刺激をもらって、最高の3日間だった。ただ、英語は相変わらずの勉強不足を痛感させられるものだったけれど (-_-;

 

 

午後1時半にコンベンションセンターを出て、日本人4人でランチに出かける。

外国の日曜日っていうのはどこもかしこも閉まっているので、なかなかお店が決まらなかったけれど(高かったし)、適当にランチを摂って(どこもかしこも高いので$21のランチで終わった。それでもめちゃくちゃ高いけど)、この日の半日はお土産を見に行ったりした。

 

右の写真はネットで事前に調べて面白いというので、歩いてみた市場。

 

こういう雑然とした市場っていうのは日本では考えられない。面白い。

あと、ココナッツとヤシの実を販売している姿が珍しかったので写真にとった。手際よくあの硬いヤシの実を切り刻んだり、ココナッツの実をバリバリと剥いで芯の部分を出してる。

 

あまりにも手際が良いので、柔らかいのかと思ってしまうほどだった。

ヤシの実のジュースは正直飲んでみたかったけれど、けっこう高かったので、僕らは見ているだけだった。(なにより暑いのに常温のジュースを飲むのをためらったのかもしれない)

 

 

市場では南国フルーツを食べたかったので、パッションフルーツとかアップルカスタードとか買った。僕はアップルカスタードは以前から食べたかったのだけれど、沖縄から取り寄せないといけなかったので、なかなか食べる機会に恵まれなかったが、今回見つけたので躊躇せずに買った。どちらもおいしくホテルで食べましたよ

 

T村先生と一通り買い物を済ませて、T村先生の提案でビーチに行った。

ケアンズといえば”グレートバリアリーフ”だけれど、今回はそこにいく時間がないので、せめてきれいな海を見ようとT村先生が言っていた。だが、実際の海岸端は想像とは真逆で、泥水のごとく濁っていた・・・汚い。そして期待外れ。

 

 

二人で「・・・汚いですね」と言いながら、とぼとぼと海岸端を歩く。

そのままホテルに向かって歩こうよ。っていうT村先生の提案で海岸端をずっと歩いていた。時刻は夕方5時。そろそろ夕暮れか・・・。と思いながら歩いて歩いて。

 

ふと後ろを振り返ったら、素晴らしい景色がそこにあった。

すごい。久しぶりにこんなきれいな夕日はアルプスに登った時以来だろうか。そう思いながら、二人で夕日を見とれていた。(トップの写真もここで撮りました)

 

 

綺麗だなー

 

 

と二人で夕暮れを満喫しつつ歩いた。

これだけでも、ケアンズに来てよかったと思えた。いや、そればかりかこれだけだから、かえっていい思い出になったようにも思う。すばらしい。

 

 

その日の夕食はバリ料理(カレー)を4人で食べて、早めにホテルに帰り、この3日間の事を話しながら夜11時に眠った。